妊娠中の食事で子どもがアレルギーになるって本当?

妊娠が分かると嬉しいものですが、最近はアレルギー体質のお子さんも多いので妊娠中から日々の生活をきちんと気をつけている方も多いのではないでしょうか。特に妊婦さんがそうした原因になりやすい食事をしてしまったら、生まれてくるお子さんにも影響が出て遺伝してしまうかもしれないと心配するのは無理からぬことでしょう。

妊娠中の食事はある程度気をつけたいですが、同じ食材ばかりを食べ続けていても、飽きがきますしやはり栄養バランスに偏りが出てくるので良くありません。卵や牛乳、大豆、最近は米や小麦なども原因になりやすい食材といわれているので、妊娠中の食生活の中からはずしていくと、かなり食べられるものが減ってしまいます。

今のところは妊娠中に何を食べていたかということは子どものアレルギーの発症予防にはまだ完全に役立っているかというのは特定されていないのが現状です。ただし、元々妊娠中のお母さんがアレルギーを持っていたというのであれば、お母さんの体調を崩してしまうこともありますので、完全除去とまでは行かなくても、普段の食生活の中で減らしておいても良いだろうとされています。

基本的には、妊娠中は胎児の成長のためにも満遍なく食事を取ることが大切です。アレルゲンだとされる食品を避けて食べ続けていくというのは想像している以上に難しいですし、栄養バランスに偏りが出てきやすいです。食品を選ぶときには食べ過ぎないように量を少なめにしながらいろんな食材を食べていくようにするのが良いと言えます。

妊娠中はつわりなどもありますし、体調も安定しないので食べやすい食材を選ぶことも多くなります。もちろんそれでもいいのですが、アレルギーも気になるというのであれば、食べる前にどれぐらいの量なのか、そして自分のアレルゲンではないのかという事も考えながら少量ずつ食べる工夫をし、家族にも協力してもらえるようにすると良いでしょう。

生まれてくる子供のためにも、妊娠中の生活は本当に気をつけることがたくさんあって大変ですが、ビタミンやミネラルなどをきちんと取れるような食事を用意して、風邪を引いたり病気をしないように心がけてみて下さい。ストレスもたまりやすいですから、ゆったりとご飯を食べたり体を休めたりするような雰囲気を作るようにしておくほうが体に負荷もかかりにくいです。健康に育って、そして生まれてきてくれるように無理をせず生活をするようにしてください。

妊娠中のダイエット、食事を我慢するのは胎児にどんな影響があるの?

妊娠中のダイエットでは食事の管理に注意が必要です。食事を我慢するようなダイエットをしてしまうと、胎児に悪影響があるからです。胎児はお母さんの食べたもので育っていきます。そのため、栄養が十分でないとキチンと育つことができません。栄養失調の状態で生まれてくることになり、リスクがあります。
妊娠中の食事は胎児にとっての大事な栄養源です。出産で太りたくない、小さく育てて産むときの負担を減らしたい、などの理由から食べるものを制限してしまうと大事な赤ちゃんが十分に育つことが出来ず、不健康な状態になります。
妊娠中に無理なダイエットを行うと、栄養失調状態の低出生体重児として生まれてきてしまう可能性があります。低出生体重児として生まれると、様々な合併症の危険が高くなります。また、生まれた後に成長が遅れる、発達が遅れるといった問題が発生する恐れがあります。それに低出生体重児として生まれてくると、健康な状態で生まれた赤ちゃんに比べて体の機能が未熟だったり、器官の成長が未熟になったりします。その結果、免疫力も健康な状態の赤ちゃんに比べて弱いことが考えられます。免疫力が弱ければ、様々な感染症にかかりやすくなってしまいます。妊娠中に栄養が不足した状態になるのは、とてもリスクが高いです。
赤ちゃんの時期だけでなく、成人後にも糖尿病や高血圧といったものを発症しやすい、など健康に影響が出る恐れもあります。妊娠中に少ない栄養で育っているため、栄養が少なくても生きていける状態に遺伝子レベルで育ってしまっている可能性があるからです。その遺伝子は大人になったからといって大きく変わるわけではありません。少ない栄養で生きていける遺伝子のまま大人になり、栄養が豊富な食事を摂ることでメタボリックシンドロームを発症するリスクが高くなってしまいます。
妊娠中のことは、子供が大人になったときの健康状態にも影響を与えてしまいます。小さく産んで大きく育てる、といった考え方もあるため、妊娠中のダイエットも肯定的にとらえる方もいらっしゃいますが、それでは大切な子供の将来によくありません。単純に食べ物を制限してしまうことは、胎児の栄養不足に繋がります。普段と同じ方法で体重管理を行うのは危険です。赤ちゃんの健康のことが気になるのであれば、妊娠中はスタイルのことよりも、しっかり栄養を摂ることを優先し、妊娠中に適した体重管理を行うようにしましょう。

妊娠中の食事で積極的に摂りたい野菜とは?

妊娠中のもっとも大切なことは、バランスの良い食事を積極的に摂取するということです。
中でも妊娠中に積極的に摂取した方が良い栄養素としては、葉酸やカルシウム、鉄で、葉酸は赤ちゃんが新しい細胞を作って成長していくためには欠かせない栄養素です。
妊娠時に通常よりも多く摂取することで、無脳症や二分脊椎症などの障害のリスクを抑えることができると考えられています。
葉酸が多く含まれている野菜は、ほうれん草や春菊、芽キャベツ、パセリ、アスパラガス、ブロッコリー、枝豆などです。
ただ、葉酸は熱に弱いため、食べ物だけから妊娠中に必要な量を摂取するのは難しく、サプリメントで補うことをオススメします。
妊娠中は、十分な栄養をお腹の赤ちゃんに送るため、たくさんの血液が必要となります。その血液の主成分となるのが赤血球で、鉄分が重要となります。
特に妊娠中期から後期にかけては、赤ちゃんに優先的に赤血球が使用されるため、貧血になることが多いため、鉄分も意識して多めに摂取することが大切です。
鉄分を多く含む野菜は、ほうれん草や小松菜、大豆などです。
そのほかにも、妊娠中には、カルシウムも意識して摂りたい栄養素で、魚類、海藻類やナッツ類、大豆類、乳製品などに含まれています。
ただ、気をつけないといけないことは、妊娠初期にビタミンAを摂りすぎると、赤ちゃんに奇形が起きるリスクが高くなってしまいますから、妊娠中のビタミン過剰摂取は気をつける必要があります。
そのほかにも、カルシウムが豊富に含まれている魚介類ですが、金目鯛や黒マグロ、鯖、鯛、カツオ、サンマ、イワシなどは、水銀が蓄積している可能性があるので、過剰摂取しないように気をつけましょう。
妊娠中にアルコールを摂取した場合、胎盤から赤ちゃんに移行してしまうので、妊娠中にはアルコール摂取を控えるようにしましょう。
また、たばこに含まれる一酸化炭素は、酸素を運ぶ能力を低下させてしまい、自然流産や早産率を高めてしまったり、低体重で生まれる可能性が高くなってしまうので、妊娠中は禁煙を心がけましょう。
妊娠中期になると、つわりも徐々に落ち着いてくるので、食欲も増してくる妊婦が多くなります。
この時期は、お腹の赤ちゃんへの栄養も考えた食事をとることが重要となってきます。
妊娠中期になると、貧血や妊娠中毒症になりやすくなりますから、栄養バランスを十分考えて摂取することが重要で、1日の食事摂取量は、2200kcalが目安となっています。
この中で、ビタミンやミネラルを摂取するために、緑黄色野菜を食べることが大切で、栄養バランスの整った食事を心がけることが大切です。

妊娠中の食事で摂りたい栄養素~葉酸~

日本では、二分脊椎症や無脳症、脊髄髄膜瘤などの神経管閉塞症に対する対応が諸外国に比べて10年以上遅れているとされ、現在では神経管閉塞症の発症率が欧米諸国の数倍と著しく高くなっています。又、40年前には0.01%〜0.02%だった脊髄髄膜瘤の発症率が、近年では0.03%0.04%と増加傾向にあります。神経管閉塞症は、アデニンやグアニンなどの核酸塩基、DNAヌクレオチドのチミジンの生成に必要不可欠な栄養素とされる葉酸が、胎児の脳や中枢神経、脊髄の土台となる神経管が形成される妊娠の極初期3週間目〜6週間目頃に不足する事により、遺伝子に異常の起因となり胎児の正常な成長を阻害するとされています。その為、厚生労働省では妊娠の4週間以上前から妊娠12週目まで、食事やサプリメントにより1日あたり480μgの葉酸の摂取を奨励しています。又、この栄養素は、妊娠中の交感神経や副交感神経などの自律神経の調整役として働きつわりを軽減する効果や赤血球の生成促進作用による母乳の質の維持する効果などがある事から、妊娠中だけで無く出産後の継続服用を推奨しています。葉酸には、ポリグルタミン酸型とモノグルタミン酸の2種類が存在します。モノグルタミン酸型は、ポリグルタミン酸型に比べて非常に分子量が小さく経口摂取すると簡単に消化吸収されすぐに効果を発揮しますが、天然に存在するポリグルタミン酸型を抽出し人工的に分解して生成しているので、天然由来成分とは言え妊娠中の服用は腎臓や肝臓に負担が掛かる事があります。又、生産コストを削減する為に石油由来の原材料から人工的に製造されているサプリメントの服用は、天然由来のサプリメントに比べて妊娠中の母体や胎児の体内で代謝を行う肝臓や排泄を行う腎臓に負担が掛かるケースもあり、アレルギー症状や副作用を発症するリスクが高くなります。その為、妊娠中は胎児の為にもサプリメントよりも食事でしっかりと摂取したい栄養素とされ、食事摂取する事で妊娠中のこの栄養素の過剰摂取を避ける目的もあります。しかし、キャベツやレタス、ホウレン草、ブロッコリーなどの緑黄色野菜、海藻、レバーなどに多く含まれているポリグルタミン酸型の葉酸は、消化吸収率がモノグルタミン酸の半分以下と消化吸収率が非常に低い特徴があり、妊娠中には妊娠していない時に比べて2倍以上この栄養素を含む食事を心掛ける必要があり、妊娠中には過不足無く適量摂取する事にも注意する必要があります。

妊娠糖尿病と診断された後、妊娠中の食事はどうする?

妊娠中には、特に運動したわけでもないのに食欲が増してしまうママが多いです。中には妊娠中のつわりの時期にも食べ続けていないと気持ち悪くなってしまう食べづわりの人もおり、いつのまにか体重が大幅に増えてしまうことも珍しくありません。このように急激に体重が増えすぎてしまうと、妊娠糖尿病と診断されてしまうこともあるので注意が必要です。

妊娠糖尿病というのは、名前の通り妊娠中に現れる糖代謝異常の症状のことを指します。食べ過ぎなどが続くと、血中の糖の濃度が高くなりすぎてしまい、妊娠中に妊娠高血圧症や羊水過多症などを引き起こしてしまうのです。これらの症状を放置していると、赤ちゃんを流産してしまったり、37週に満たない時期で早産してしまうといったリスクが高くなってしまうのです。これにより、標準から大きくかけ離れた低出生体重児や巨大児が生まれやすくなり、先天性の奇形やお腹の中で成長が遅くなってしまうなど様々な悪影響を及ぼしてしまうのです。自分の体重が増えすぎてしまうというだけでなく、お腹の中の赤ちゃんにまで危険が及んでしまうことがあるので、できるだけ食事内容に気を付けて妊娠糖尿病にならないよう注意しておく必要があります。

そもそも血糖値とは、血液のお中にあるブドウ糖濃度のことを指します。ブドウ糖は食事によって摂取した食品が分解されて生まれる物質なので、毎日正しい食事をとることが非常に重要となります。もし妊娠糖尿病と診断されてしまった場合、毎日のメニューをまず見直しましょう。妊娠中はママだけでなく赤ちゃんのスムーズな成長のためにもある程度の体重増加は必要です。妊娠中の女性が必要とする1日の摂取カロリーを参考にして、毎食のカロリー計算を行って摂取しすぎないように心がけておきましょう。
妊娠中のママの体調を健康に保ちつつ赤ちゃんの成長を助けるためには、炭水化物やタンパク質、脂質にビタミン、ミネラルに食物繊維といった主要な栄養素が必要不可欠です。これらを毎食のメニューにまんべんなく取り入れ、バランスよく必要な栄養素を摂取できるようにしていきましょう。
反対に控えておきたい食品としては、血糖値を大きく上昇させてしまう糖質が挙げられます。身体を動かすエネルギー源としては重要な栄養なので、炭水化物は減らさずにスイーツやお菓子を食べないようにしていきましょう。

このように、妊娠中はふとしたことで体重が増えやすく、赤ちゃんに危険が及ぶ糖尿病などに罹患してしまう可能性が高まります。万が一診断されてしまった場合は、毎日の食事にはくれぐれも注意するようにしましょう。